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PCを利用していると「PCが壊れる」という場面は避けられません。
また今回のような停電が利用中に起きた場合、HDDが故障し、データが破損する可能性が非常に高くなります。
PCは買いなおせたとしても、中のデータを作り直す手間は膨大です。当方ではPCの修復やデータ復旧も承りますが、時間やコストの問題もありますしなによりデータを復旧できない場合もありえます。
やはり、トラブルに会う前に日頃からの「バックアップ」が大切です。
とはいえ、このバックアップは時間がかかります。仕事を楽にするはずの道具のメンテナンスで手間がとても増えてしまうのでは、本末転倒です。
そこで今回は、簡単、確実にデータをバックアップする方法をお伝えします。
(注:この記事は2011年4月11日時点のものです。各社サービス内容など、変動する恐れがあります。)
まず、一番基本的なバックアップ手順をお伝えします。
Windows Xp,Vista,7には、PC全体をバックアップする機能が含まれています。今回の震災を受けてマイクロソフト社が用意した説明ページにも、その手順が説明されています。詳しくは下のページを参照ください。
停電に備えてバックアップを取る方法
「節電して Windows PC を使用する方法」より
http://technet.microsoft.com/ja-jp/windows/gg715287#02
これは、「必ずWindowsに付属している」というメリットがありますが、「時間がかかるため気軽には実行しにくい」というデメリットもあります。
そこで、ほかの方法も考えてみましょう。
良く使われる4つのバックアップ先について、長所○と短所×を簡単に挙げます。
聞きなれない方もいらっしゃると思うので、要点を説明します。
クラウドサービスは、手元のサーバでなく、インターネット上のサーバを利用するサービスです。
たとえばネットワーク接続のHDDをLANの上に設置する代わりに、ネット上の遠隔地にデータの保管場所(ストレージ)を用意するサービスなどがあります。
また、特にネット上の保管場所を「オンラインストレージ」と呼びます。
図で説明するとき、インターネットを「雲」で表したことに由来します。
データ、ソフトウェアの一部もしくはほとんどをサーバ上に置いています。このため一般的には、複数のPCから利用できるよう設計されています。
データセンターの低価格化、ネットワークの高速化により普及が進んでいます。
非常に便利ですが、時には提供元の都合でサービスを止める可能性があります。その点は常に意識しておいた方が良いと思います。
【参考:(5)の例として】
3月9日、トレンドマイクロは「容量無制限」としていたオンラインストレージサービス SafeSync の販売を終了を発表しました。
http://www.trendmicro.co.jp/vbc/mail/090311/safesync/index.asp
手軽さと確実さの両面を求めるなら、複数の方法の組み合わせましょう。私の場合、具体的には下のように利用しています。
主なおすすめのサービスを下に列挙します。いずれも詳しく説明するにはメールマガジン数回分が必要になってしまいます。
GBなどの単位については前回までのメールマガジンで説明しています。ぜひバックナンバー(https://www.incinc.jp/imm/)をご覧ください。
今回はWindows Live Mesh 2011とDropBoxを簡単に紹介します。
両者に共通しているのは「一部のフォルダの内容を、ネットワークのサーバーへ自動的にバックアップする」という機能です。
5月9日追記:DropBoxのチュートリアルビデオが日本語化されています。こちらが非常に分かりやすいと思います。
▼ 下のリンクをクリックして、DropBoxのサイトを開いてください。ここから始めると通常の2GBに加え、プラス250MBで利用できます。(そして紹介した私も容量が増えます。)
▼ 上記ページを開くと、ユーザーの登録画面が開きます。
名字、名前、自分のメールアドレス、DorpBox用パスワードを入力してから、「アカウントの作成」というボタンをクリックします。
▼ ダウンロードのためのページが開くので、ダウンロードボタンを押して、インストールします。
▼ インストール後、先ほどと同じメールアドレスとパスワードを入力します。すると「ドキュメント」のフォルダにDropBoxというフォルダが作成されます。
▼ あとは、DropBoxフォルダにファイルを置くだけ。勝手にバックアップします。
ITトータルアドバイスでは、より詳しく丁寧に情報をお客様に提供いたします。ぜひご利用ください。
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